マンガ多すぎ!業界最大級!!
漫画(まんが)・電子書籍のコミックシーモアTOP記事一覧トラウマ級のホラー漫画40選|ゾッとするほど怖い傑作を紹介!

トラウマ級のホラー漫画40選|ゾッとするほど怖い傑作を紹介!

トラウマ級のホラー漫画40選|ゾッとするほど怖い傑作を紹介!

絶望するくらい恐ろしいとわかっていても、怖いもの見たさでついつい覗いてしまうことってありますよね。ドキドキするような恐怖やスリルを味わいたい方におすすめしたいのが怖い漫画です! 怖い映画や小説に目が行きがちですが、漫画にも血の気が引くような名作がたくさんあります。さらに、ホラーやサスペンス、ミステリーやサイコ系など、怖さのジャンルが豊富なのも特徴の一つ。今回はその中から、おすすめの怖い漫画40選をご紹介します。今夜は1人で寝られなくなるかも…?

目次

【パニック&サバイバルホラー】ゾンビ・怪物…迫りくる恐怖に立ち向かう怖い漫画7選

何者かに追いかけられ、捕まったら殺される…。定番とも言えるシチュエーションですが、いつ見つかるか分からないという死と隣り合わせの恐怖心で心臓がバクバク! ここでは、ゾンビや怪物に囲まれる恐怖をたっぷり味わえる漫画7選をご紹介!

モンキーピーク

モンキーピーク

志名坂高次 / 粂田晃宏日本文芸社

【あらすじ】薬害問題で世間からバッシングを受けた藤ヶ谷製薬は、この逆境を乗り切るために社員で一致団結しようと、社長命令で36名の社員達が登山レクリエーションに出掛けます。比較的緩やかな山を登り、何とか全員で頂上へ到達。その日は頂上にて1泊するも、営業部の早乙女は深夜に物音を聞きます。テントの隙間から覗くと、そこには鉈(なた)を持った人間よりも大きい猿のような化け物。この化け物の正体は…?

【作品情報】原作は『近代麻雀0号』『悪童‐ワルガキ‐』『牌王伝説 ライオン』などを描いた志名坂高次原、作画は『ラクガキ~呪いの館~』『RAWGUY』で人気の粂田晃宏。日本文芸社の『漫画ゴラク』にて連載され、全12巻で完結済み。累計発行部数は200万部を超え、アニメ化もされました。山で不気味な殺人犯に追われるホラーサスペンスです。

【おすすめするポイント】薬害問題で揺れる藤ヶ谷製薬社員は、親睦のために訪れた登山レクリエーションで無差別殺人に遭遇。1人また1人と社員が凄惨な殺され方をしていき、理不尽に命を狙われる怖さを感じます。猿の化け物はなぜ藤ヶ谷製薬の社員を襲うのか? 社員36名の中で一体何名生き残れるのか? 執拗に襲いかかってくる化け物の正体とは…?

彼岸島

彼岸島

松本光司 講談社

【あらすじ】大学に合格したばかりの宮本明は、友人たちとつるんで遊ぶのが楽しい普通の男の子。唯一の気がかりは、2年前に恋人の実家に挨拶に行くと言って出掛けたきり戻ってこない兄の篤のこと。実はその頃、篤は吸血鬼が住み、踏み入れたら最後、生き延びて還ることはできないと言われる「彼岸島」に連れ去られて、吸血鬼達と戦っていたのです。そんな事とは知らない明の前に篤の免許証を持った美女が現れて、明のことを探していたと言います。

【作品情報】作者は、『サオリ』『クーデタークラブ』で知られる松本光司。講談社の『週刊ヤングマガジン』に長期連載され、単行本は全33巻で完結済み。累計発行部数は1,000万部を超える超ヒット作で、テレビアニメやゲーム、実写映画にもなりました。本作の続編『彼岸島48日後…』も描かれています。吸血鬼ばかりの島で生き残ろうとする人間達のサバイバル漫画。

【おすすめするポイント】吸血鬼の血が傷口から体内に入ると感染して自らも吸血鬼になり、血を求めて人間を襲いかかるという。そんな吸血鬼たちの拠点ともいえる彼岸島に騙されて連れて来られた明。彼岸島で1人吸血鬼と戦っている兄の篤と、兄を探し続ける明はこの島で再会できるのか? 吸血鬼の冷酷な表情にゾクっとさせられる上に、息を飲む展開が続いていくので気づいた時には読み切ってるのかも?

インゴシマ

インゴシマ

田中克樹 / 天下雌子マンガボックス

【あらすじ】都立吉ノ宮高校の2年生達は、4泊5日の修学旅行へ出掛けるために、客船フリージア号にて八丈島へと出発。船内では、生徒たちが思い思いに楽しんで、翌朝の八丈島到着を心待ちにしていました。深夜、オタクの東堂啓太が、幼なじみで想いを寄せている宮原葵を追ってデッキに出ると、そこへ大波が発生してフリージア号は難破。啓太達が流れ着いたのは地図にも載っていない島で、そこに住んでいたのは変な日本語を話す「シマビト」と呼ばれる人達でした。

【作品情報】原作は『カムゴロシ』『ようこそ異世界へ、では死んでください。』『バリエンテス伊達の鬼 片倉小十郎』などを手掛けた田中克樹、作画は同じく『カムゴロシ』『脱獄のカザリヤ』『私の離婚日和』などを描いた天下雌子。マンガボックス編集部『マンガボックス』にて連載しており、現在(2023年5月11日現在)15巻まで配信中。極限状態でサバイバルを強いられる少年達の物語です。

【おすすめするポイント】船の難破で海に投げ出された生徒達は、島に漂着して一安心…と思ったら、またもや島で恐ろしい目に…。次々と生徒たちを捕獲しようと追いかける不気味なシマビト達も怖いのですが、飲み水さえままならない状況のなかで本能を剥き出しになっていく生徒達の姿にも恐怖を覚えます。凄惨なシーンが多いのですが、綺麗な絵とちょっとエッチなシーンに救われるかも。結末が気になってどんどん読み進めてしまう作品です。

漂流教室〔文庫版〕

漂流教室〔文庫版〕

楳図かずお小学館

【あらすじ】小学生の高松翔は、前日に、貯めたお小遣いでお母さんに腕時計を買っていたのですが、不注意で壊してしまいます。そのショックで翔はお母さんから留守番を頼まれているのを忘れてしまい、家に帰るとお母さんと大ゲンカ。次の日には起こしてもらえず、そこでもけんかをしてしまい、売り言葉で「もう二度と帰ってこないから! 」とたんかを切って飛び出します。そんなごく普通の朝だったはずなのに、学校に着いて授業を受けていると突然激しく校舎が揺れ出し、気が付くと外には砂漠が広がり…。

【作品情報】著者は『まことちゃん』『洗礼』『14歳(フォーティーン)』『恐怖劇場』などで知られる楳図かずお。小学館『週刊少年サンデー』にて連載され、全6巻で完結済みです。1975年には「小学館漫画賞」を受賞し、実写映画化にもなりました。荒廃した未来へタイムスリップした小学生達が、未来を変えようとするSFホラー。

【おすすめするポイント】母親とけんか別れをした翔は、いきなり未来へタイムスリップしてしまい、本当に帰れなくなってしまいます。全く何もわからない世界で生き延びなければならないという状況に、読んでいる方も手が震えてしまうかも。しかも、病気や敵など次々と苦難が襲います。翔達は無事に元の世界へ戻れるのか…? 思いもよらない結末を迎えるので、最後まで目が離せません。

食糧人類-Starving Anonymous-

食糧人類-Starving Anonymous-

蔵石ユウ / イナベカズ / 水谷健吾eヤングマガジン

【あらすじ】地球温暖化の影響で3月なのに真夏のような暑さを感じていたとある日、帰宅途中にバスに乗っていた高校生の伊江とカズは何者かに襲撃されます。そのまま連れて行かれた2人が気付くとそこは施設のような場所で、目の前には冷凍して解体される人や、不気味な液体をチューブで飲みながら太り続ける大勢の人が…。いつの間にかカズも同じように液体を飲んでおり、伊江も飲もうとすると止める声が聞こえてきました。止めたのは3日前から連れて来られたナツネと山引で、この場所で何が起こっているのかを語り始めます。

【作品情報】原作は『我妻さん俺のヨメ』『アポカリプスの砦』などで知られる蔵石ユウ、原案は『空白小説』の水谷健吾、作画は『アポカリプスの砦』や『電人N』を描いたイナベカズ。講談社『eヤングマガジン』に連載し、全7巻にて完結済みです。なお、続編の『食糧人類Re: -Starving Re : velation-』が連載中です。

【おすすめするポイント】催眠ガスで眠らされた伊江とカズが来たのは、人間が家畜のように裸で液体を飲ませ続けられている恐ろしい施設。そこでは、人間を食料として飼育している場所や、人間を増やすための生殖専用の場所だけでなく、蜘蛛のような得体の知れない化け物も製造していました。4人はこの施設を脱出できるのか…? もし自分がこの施設に連れて来られたら…とおもうとゾッとすること間違いなし。

インフェクション

インフェクション

及川徹 講談社

【あらすじ】高校2年生の天宮晴輝(あまみやはるき)は、幼なじみでクラスのマドンナ的存在である五月雨紗月(さみだれさつき)が大好き。晴輝が友人の高木譲や木皿儀千佳(きさらぎちか)に相談すると、紗月へ告白させようと画策し、晴輝を倉庫へ閉じ込めます。しかし、倉庫にいたのは紗月ではなく3年生の磯波きらら。仕方なく誰かがやって来るまで2人は倉庫内を調べ、三日目にようやく隠し扉を見つけて脱出することに。しかし、外は人を襲う「保菌者」と呼ばれるゾンビが埋め尽くしていて…。

【作品情報】作者は『新世界より』『アブソリュート・デュオ TEA PARTY 』などを描いた及川徹。講談社の『週刊少年マガジン』や、ウェブコミック『マガジンポケット』で連載し、全30巻にて完結済みです。人を殺す細菌をばらまくゾンビ「保菌者」に立ち向かいながら生き延びようとする少年達のホラー&サバイバル作品。

【おすすめするポイント】倉庫に閉じ込められた晴輝ときららは脱出に成功しますが、今度は保菌者に追われることに。逃げる晴輝ときららに容赦なく襲い掛かる保菌者達との間で繰り広げられるチェイスに、こっちまで心臓がバクバクしてしまいます。可愛い絵柄な分、捕食者達の不気味さが倍増! 2人は無事に逃げ切ることができるのか? 保菌者と何者なのか? ゾンビ系漫画が好きな人におすすめです。

不死と罰

不死と罰

佐藤健太郎秋田書店

【あらすじ】「中二ミキサー連続殺人事件」を起こして4人の女子中学生を殺した矢風文人は、出所しても仕事に就くことができず、体を売りながら生計を立てる日々。アプリで知り合ったエリコとラブホテルに入るも、シャワーを浴びている間に現金を持ち逃げされてしまいます。その頃、東京では人が人を噛む謎の事件が発生。被害は次々に拡大し、文人が窓の外を見るとゾンビが人々を襲っているのが見えます。一体何が起こっているのか…?

【作品情報】作者は、『魔法少女・オブ・ジ・エンド』『魔法少女サイト』などのホラー作品を手掛けた佐藤健太郎。秋田書店『少年チャンピオン・コミックス』に好評連載中で、現在(2023年5月11日現在)3巻まで発売しています。ラブホテルの1室という逃げ場がない状態で、人を喰うゾンビに突如襲撃されるパニックホラー。

【おすすめするポイント】客のエリコに所持品を持ち逃げされて、ラブホテルに1人で残された文人は、お金もなくホテルを出ることもできません。しかも、ホテルに大量のゾンビが押しかけてきて、ついに文人の部屋の鍵も開けられてしまいます。「逃げられない」という文人の恐怖が伝染し、冷汗をかいてしまうかも! ちょっと変わったシチュエーションのゾンビ漫画が好きな人にぴったりです。

【人外ホラー】霊・化け物…身の毛もよだつ怪奇に襲われる怖い漫画4選

周囲には見えない存在に自分だけが気付いてしまったら、不気味さや恐怖がこみあげてくるのでは? しかも、そんな奴らにつけ狙われてしまったら…。霊や化け物に遭遇してしまう恐怖漫画4選をご紹介!

光が死んだ夏

光が死んだ夏

モクモクれんKADOKAWA

【あらすじ】よしきはとある集落に住む高校生。幼なじみで親友の光が山に行ったまま1週間行方不明に。その後何事もなかったかのように光は帰ってきましたが、よしきは何だかスッキリしません。ある夏の日、2人で雑談をしているときに、よしきは意を決して「お前は光とは違う」と言うと、その瞬間、光の顔半分から何者かが現れ、「誰にも言わないで欲しい」と懇願されます。よしきは光を失いたくないという想いから、その光の願いを聞き入れることに。ところが、その日から不思議なことが起こり始めて…。

【作品情報】作者は、本作が初めての作品となるモクモクれん。KADOKAWAの「ヤングエースUP」に連載しており、現在(2023年5月19日現在)2巻まで発売中です。各界の漫画好きの人が選ぶ「この漫画がスゴイ2023年」にて堂々の1位に輝いた話題の作品で、2022年10月には電子版を含めて累計発行部数が55万部を突破しました。行方不明だった友人が化け物とすり替ってしまう、じんわりと怖いホラー漫画。

【おすすめするポイント】見た目や話し方は同じでも、幼い頃からずっと一緒にいたからこそわかる違和感。正体が分からないという不気味さや怖さがじわじわと押し寄せます。それでも、よしきはこの半年間、ずっと光に対する疑惑を持ちながらも、光を失いたくない一心で一緒にいました。そんなよしきの周りで次々と起こる不可解な出来事から、あなたも目を話さないで!

裏バイト:逃亡禁止

裏バイト:逃亡禁止

田口翔太郎小学館

【あらすじ】1話目は、森の中にあるおしゃれなログハウスのカフェ・緑心庵(りょくしんあん)の住み込みバイトでの恐怖体験が綴られています。黒嶺ユメと白浜和美はある事情で大金が必要になり、この仕事に応募します。ホール係で時給1万5千円、3食付きの好待遇。和美は「何か裏があるのか」と言いますが、ユメは疑いません。しかし、初日の夜から森を歩く不気味な女の姿の夢を見るようになり、とある部屋では白骨死体を発見。さらにそこへ斧を持ったオーナーが登場し…。

【作品情報】作者は、『不死身のパイセン』で知られる田口翔太郎。小学館の漫画アプリ『裏少年サンデー』やWEB漫画サイト『裏少年サンデー』にて連載しており、現在(2023年5月11日現在)9巻まで発売中。2021年の「次にくるマンガ大賞」のWEB漫画部門にて堂々の5位に選ばれた注目作品です。楽しそうなバイトや時給の良いバイトの裏に潜む恐怖を描いたオムニバス形式のホラー漫画。

【おすすめするポイント】「うまい話には裏がある」を恐怖と共に叩き込まれる本作。そんな裏バイトに、危険を察知すると「黒い匂い」を感じる能力があるユメと、男勝りで好奇心が旺盛な和美が挑戦していきます。心霊的な怖さだけでなく、正気ではない人間の恐ろしさもたっぷり。1話読み切りなのでサクサクっと楽しめますが、その日の夜には怖い夢をたくさん見てしまうかも。

口裂け女伝説

口裂け女伝説

犬木加奈子グループ・ゼロ

【あらすじ】どこの小学校にも怪談話はつきもので、ある小学校でも「●段目の階段を抜かさないと呪われる」などの噂でもちきりでした。そんなある日、下校途中のサク子達3人は、電信柱の陰に立つ不気味な女性を目撃。その女は口が裂けている人形を持ち、「こんな子知らない…?」と言いながら人形の口元をちぎります。サク子達は大急ぎで逃げ出し、それぞれの家へ帰宅。しかし、3人の1人・桜が自宅に近づくとあの女性が待ち伏せをしており…。

【作品情報】作者は、『不思議のたたりちゃん』や『サバイバー~破壊される子供たち~』などを描いた犬木加奈子。グループ・ゼロの「ホラーエクスタシー」にて連載し、全1巻で完結済みです。現代に生きる口裂け女を、恐怖をそそる独特のタッチで描いた本作には、他のホラー作品も掲載。犬木加奈子の世界をたっぷり堪能できます。

【おすすめするポイント】長い黒髪に季節はずれのトレンチコート。普段はマスクをしていて「私きれい?」と話しかけてくる、都市伝説そのものの女性が目の前に現れたら、誰もがその場ですくんでしまうでしょう。読んだ後、暗闇の中で電信柱に近づいてくると、ついキョロキョロしてしまうかも! 口裂け女の都市伝説を知っている人はもちろん、知らない人でも十分に楽しめます。

ゼロから始める事故物件生活

ゼロから始める事故物件生活

奥香織 / 松原タニシ / 松竹芸能小学館

【あらすじ】大阪の松竹芸能に所属するピン芸人・松原タニシは、まったく芽が出ず焦る日々を過ごしていました。ある日、同じ松竹芸能所属の先輩芸人のトークショーに出演したタニシは、先輩芸人から「事故物件に住む」という番組のことを聞き、売れたい一心で立候補。噂の事故物件は大阪の繁華街ミナミからほど近くマンションの一室で、数年前に数人の女性が男に刺殺されたという凄惨な事件現場でした。もちろん何も起きないわけもなく…。

【作品情報】原案は『異界探訪記 恐い旅』や同シリーズの『事故物件芸人のお部屋以外もいって視るんです!』などを書いた松原タニシ、作画は本作が初コミック化の奥香織、監修は芸能事務所の松竹芸能です。小学館の『ビックコミックススペシャル』や『やわらかスピリッツ』にて連載し、全3巻で完結しています。実際の事故物件で体験した恐怖の怪奇現象が満載!

【おすすめするポイント】殺人事件が起こった事故物件に住むなんて、普通の人なら到底避けて通りたいことを売れたい一心で立候補してしまう芸人タニシ。事件現場は綺麗に清掃されており、一見、何の問題もないように。しかし、タニシが住み始めると妙な光がカメラに映り、不気味な音が鳴り始め、ついにはその場にいない人が見えてしまう始末。1人暮らしの人や、夜に1人で読む人は勇気がいる漫画です。

【カルトホラー】異常な信仰・慣習に巻き込まれる怖い漫画5選

強烈な思い込みを持つ人は、常識では考えられない言動だけでなく、ときには人殺しさえやってしまうことも…。そんな人達が集まるおぞましい場所に身をおいたら、何をされるかわからない怖さに平常心は崩壊寸前! あってはならない信仰や慣習という闇に染まった人間の怖さを描く漫画5選をご紹介。

ディストピア~移住先は不貞の島でした~

ディストピア~移住先は不貞の島でした~

杉野アキユキファンギルド

【あらすじ】広告代理店に勤務する成瀬愛梨(なるせあいり)は、根度羅島(ねどらじま)PRプロジェクトのリーダーに抜擢され、夫・楓太(そうた)と娘・真凛(まりん)と共に移住することに。移住当日、島民から根度羅島名物の「こちゃん鍋」を振舞われますが、その鍋を食べた愛梨に島の男性達は次々とセクハラ発言。どうやら島民達は愛梨をよからぬ目で見ているようで、食べさせたこちゃん鍋には、海鮮だけでなく村の男達のあるエキスも注入されており…。成瀬一家は、この島で無事に暮らしていけるのか…?

【作品情報】作者は、『クイズ! 正義の選択』で衝撃の漫画家デビューを果たした杉野アキユキ。ファンギルドとソルマーレ編集部の合同コミックレーベル「シーモア×コミックアウル」で連載しており、現在(2023年5月19日)8巻まで配信中です。自然豊かな島に移住した一家が、住民の異様な風習に巻き込まれるエロ×サスペンス。

【おすすめするポイント】広告チームのリーダーに抜擢され、自然豊かで理想的な根度羅島の暮らしにご機嫌の愛梨。一方の楓太は、執拗に愛梨へ近づきセクハラまがいの言動をする村の男達が気になります。それもそのはず、根度羅島は子孫繁栄のために独特な倫理観が浸透した島。実際に、豊作祈願も男女が交わりながら行います。何も知らずに居住した楓太達と一緒に、常識が通用しない怖さに震えてしまうでしょう。

ガンニバル

ガンニバル

二宮正明日本文芸社

【あらすじ】警察官の阿川大吾が、妻・有希と娘・ましろと共に赴任した場所は、周りを山に囲まれた供花村(くげむら)。村人達は大吾のことを「ヨソ者」と呼びながらも、温かく受け入れます。ある日、スマホを見ていた大吾は、世界に食人文化の存在を知ることに。その矢先に通報が入り、駆け付けた大吾は老婆の遺体を発見。その老婆は熊に襲われたのですが、大吾は傷の中に人の歯型が含まれていることに気付き、つい口に出してしまいます。そのときから大吾に対する村人の態度が一変し…。

【作品情報】作者は、本作が初連載・初コミックス化となった二宮正明。日本文芸社「週刊漫画ゴラク」にて連載され、全13巻で完結済みです。2022年12月には累計発行部数が210万部を超え、実写ドラマにもなり動画配信サービスで配信されました。山奥の限界集落に越してきた家族が、人食い事件に巻き込まれていく猟奇サスペンス。

【おすすめするポイント】都会から山間部の田舎へ来た大吾一家は、村人達から受け入れられて一安心。しかし、ある老婆の死をきっかけに村人達の異常性に気付き、村の秘密を探るようになります。食人だけでもゾッとするのですが、村人達の激しい敵意と村八分も強烈! 次第に供花村の闇が明らかにされていき、怖いと思いつつ気になって読み進めてしまう作品です。

スマイリー

スマイリー

服部未定日本文芸社

【あらすじ】笑顔が嫌いで自身も仏頂面のフリーライター・鴨目友司(かもめゆうし)は、出版社に面白いネタを持ち込めず崖っぷちの日々。ある日、友司の家に、笑顔でいることで幸せになれるという新興宗教「心笑会」の信者が勧誘に訪れます。思わず声を荒げ追い返す鴨目ですが、信者が置いて行ったパンフレットに、失踪した妻・めぐみが写っているのを発見。友人の刑事・魚住に「心笑会だけはやめとけ」と言われたことで、逆に「何かある」と感じた鴨目は、偽名を使って潜入します。

【作品情報】作者は、本作品が代表作かつ初コミック化となった服部未定。日本文芸社『週刊漫画ゴラク』にて連載しており、現在(2023年5月11⽇時点)4巻まで発売中。テレビ番組「このマンガがすごい! 2022芸人楽屋編」で取り上げられて、注目を浴びました。カルト教団に心酔する人々が見せる笑顔の裏に隠された闇を描いた作品です。

【おすすめするポイント】行方不明の妻を探すために、偽名でカルト教団に潜入するも、正体がバレてしまった友司。編集部に教団の内通者がいたようで、じわじわと包囲されて逃げ場がなくなっていく恐怖。また、信者の張り付いたような笑顔がとにかく不気味で、悪霊や幽霊がでてくるわけではないのにゾクっとします。 謎解き要素もあるので、ラストまで一気に読んでスッキリしませんか?

村祀り

村祀り

山口譲司 / 木口銀芳文社

【あらすじ】民俗学サークルの大学生・陽菜子は、同じサークルの男子と共に、山奥の忍冬村にやってきました。目的は、大学の先輩・水主(みずち)の実家である神社の調査。村へ向かうバスには、漢方薬の訪問販売だという怪しげな男性2人組も同乗していました。その正体は、異国のブローカー・ホーライと、流浪の本草学者・三神。彼らの目的は、この村に隠された「宝」を見つけることです。さらに、忍冬村には巫女が特殊な務めを行う風習もあるようで…。

【作品情報】作者は『不倫食堂』や『ミステリー民俗学者 八雲樹』の山口譲司、原案協力は『バブルにOB!?』の木口銀。芳文社『週刊漫画TIMES』にて好評連載中で、現在(2023年 5⽉11⽇時点)17巻まで発売されています。日本の山村でひっそり行われる風習・奇祭と、それらを常識として受け入れている人々の不気味さを描いた物語。

【おすすめするポイント】現代社会から孤立した山奥の村に息づくおぞましい風習…。逃れられない運命と向き合う、巫女・水主の悲しく妖艶な表情に目を奪われます。民俗学をモチーフにオムニバス形式で物語が連なっていく本作は、各話のヒロインすべてが色っぽくて美しい! クセの強い悪女ですら魅力的です。民俗学のうんちくとお色気シーンのバランスが絶妙で、風習の不気味さを和らげてくれます。

蜜の島

蜜の島

小池ノクト 講談社

【あらすじ】昭和22年、復員兵の南雲佳哉(なぐもよしや)は、戦友の娘・ミツを連れて、彼女の母が暮らしていた石津島へ向かいます。他の乗客はその島を知らない様子でしたが、1人の男性・瀬里沢(せりざわ)が島への行き方を案内してくれることに。ようやく到着した石津島の島民達は、来訪した南雲とミツを歓迎していない様子。そんな中、島民のタカシが何者かに殺害される事件が発生。南雲とミツはタカシの死の真相を探ろうとしますが、島民達は口を閉ざすばかり。この島に隠されていることとは…?

【作品情報】作者は、『シリアルキラーランド 』や『餓獣 』などの恐怖系作品を多数手がける小池ノクト。講談社の『月刊モーニングtwo』にて連載し、全4巻で完結済みです。2008年にテレビブロス主催の「ブロスコミックアワード 大賞 」を受賞して注目を集めた作品。戦後混乱期の日本を舞台に、復員兵が地図に載っていない不気味な島で生き残りをかけて戦うサバイバルホラーです。

【おすすめするポイント】戦後混乱期の日本が舞台となっており、荒廃的かつ閉鎖的な雰囲気が漂う本作。フィクションとは思えないほどリアルな石津島の様子が不気味さを一層醸し出します。さらに未開の地に足を踏み入れるという恐怖や、連続殺人事件の恐怖もあり、最後まで何かに震えているような状態が続きます。また、島の風習などを通して人間社会の在り方についても考えさせられます。

【サスペンスホラー】恐ろしい怪事件に巻き込まれる怖い漫画6選

平和な毎日がいつまでも続くとは限らない…。心霊的な怪異が起こり始めたり、ある日いきなりいじめが始まったりして、震えながら過ごす日々へ一転することも。そんなどん底に叩きつけられるような怖い事件に巻き込まれてしまう漫画6選をご紹介します。

さんかく窓の外側は夜

さんかく窓の外側は夜

ヤマシタトモコリブレ

【あらすじ】真面目が取り柄の書店員・三角康介(みかどこうすけ)は、昔から霊が見える特異体質。ある日、書店にイケメン男性が現れ、「運命の出会いだ」と言いながら康介に触れると、とたんに康介は気絶しまいます。この男性は霊媒師の冷川理人(ひやかわりひと)で、警察が捜査する未解決事件にも呼び出されるほどの実力者。そんな理人が康介を助手にしたいと言い、康介は強引に連れ出されて除霊の仕事を手伝うことに。最初はちょっとした除霊でしたが、次第に大きな事件へ巻き込まれていきます。

【作品情報】作者は、『違国日記 』や『ひばりの朝』などを描いたヤマシタトモコ。株式会社リブレの『MAGAZINE BE×BOY』にて連載し、全11巻で完結済みです。2021年1月に実写映画化、2023年にはテレビアニメも放映されました。凄腕の除霊師と高い霊視能力を持つ助手が様々な超常現象や事件を解明していくバディモノです。

【おすすめするポイント】霊が見える書店員と除霊師が心霊探偵コンビを組む新感覚のミステリー。笑えるシーンも多いのですが、徐々に理人の過去なども明らかになっていき、ストーリーの読み応えも抜群。つい話の続きが気になってしまいます。除霊すると康介はとても気持ちが良くなるという設定なので、BL好きな人は別の意味でドキドキしちゃうかも。

ミスミソウ 完全版

ミスミソウ 完全版

押切蓮介双葉社

【あらすじ】中学生活残り2カ月というときに東京から田舎町へ引っ越してきた野咲春花を迎えたのは、クラスメイトからのいじめ。春花をかばってくれる男子・相場晄(あいばみつる)がいるもののいじめは止まず、むしろどんどんエスカレートしていきます。春花の父が担任へ抗議するも、担任は助けてくれそうにありません。体調を崩してしまった春花は学校に行くのを止め、晄や妹と心穏やかな日々を過ごすことに。そんなある日、春花の家が火事になり、家族は全員亡くなってしまいます…。

【作品情報】『ぼくと姉とオバケたち 』や『焔の眼 』など、シンプルな絵柄で心霊系ホラーやサスペンスを描く押切蓮介。双葉社の『漫画アクション』にて連載し、全6巻で完結済みです。実写映画化もされ、同時に小説版と『描き下ろし前日譚』を発売。都会から転校してきた少女がクラスメイトから陰惨ないじめを受け、復讐の鬼と化していきます。

【おすすめするポイント】壮絶ないじめをするクラスメイトと、彼らに対する春花の激しい復讐が交差する本作。霊や妖怪などは登場せず人間の心の闇や怖さにフォーカスしており、他の押切蓮介作品とは異なる世界観を楽しめます。特に、いじめる側にも力関係が存在しており、裏切りや脅迫といった負の感情は怖いほどリアル。春花に優しく接する晄の裏の顔を見てしまったときには人間不信になってしまうかも。

零 影巫女

零 影巫女

天樹征丸 / hakus / コーエーテクモゲームスマンガボックス

【あらすじ】女子大生の鷲月沙羅(わしづき さら)は「影巫女」の末裔で、霊をカメラで撮影して浄化できる能力を持ちます。ある日、超常現象カメラマン・龍崎冬星(りゅうざき とうせい)が沙羅を訪ね、何枚かの写真を提示。廃校の小学校を写した写真だったのですが、その中に行方不明になった沙羅の旧友が写っていたのです。冬星からこの謎を解かないかと誘われた沙羅とゼミのメンバーがその話に乗り、旧友と自分が過ごしていた故郷へ向かうことに。

【作品情報】原作は『金田一少年の事件簿』シリーズや『ギフテッド』で人気の天樹征丸、漫画は『伏 少女とケモノの烈花譚』などで知られるhakus、原案は『信長の野望~輪廻転将~ 1』も手掛けたコーエーテクモゲームスが担当しています。本作は大ヒットホラーゲーム「零」をコミカライズしたもので、マンガボックス編集部の漫画サイト「マンガボックス」で連載し、全7巻で完結済。ある心霊写真が撮られた学校へ超常現象カメラマンが乗り込み、悪霊達を浄化していきます。

【おすすめするポイント】本作は、心霊系ホラーゲーム『零(ゼロ)』シリーズをもとにしたコミック。そのため、沙羅達は、ゲームと同様に到着直後から次々と悪霊に出くわします。絵がきれいな分、霊達の不気味さや怖さが倍増し、読みながら思わず声を上げてしまうかも。霊の浄化シーンも迫力があって読み応えがありますが、徐々に故郷と学校の謎が解けていき、意外な人物が身近にいることも判明するのでストーリーから目が離せません。

骨が腐るまで

骨が腐るまで

内海八重 講談社

【あらすじ】16歳の中村信太郎は、特に目立つわけでもない普通の少年。4人の幼馴染と同じ学校へ進学し、楽しい毎日を送っています。幼馴染は、イケメン生徒会長の神崎明と元不良の二枚堂竜(にまいどうりゅう)の男子2名と、明の彼女・豊島椿と小悪魔的な永瀬遥の女子2名。5人はたびたび夜に集まり、犯してしまった罪を守ることを誓い合っています。その罪とは、人を殺して埋めたこと。5年前から、5人はその白骨死体の前で宣誓し続けてきました。そんな5人に、ある人物から脅迫電話がかかってきて…。

【作品情報】作者は、『なれの果ての僕ら』などの作品で人気を博した内海八重。なお、本作以前には、「八海薫」という名で『新海綴の読解録』を連載していました。マンガボックス編集部の漫画サイト「マンガボックス」で連載し、全7巻で完結済。人を殺して埋めた少年達が、秘密を知る何者かに脅迫されて、また罪を犯していきます。

【おすすめするポイント】殺人と死体の隠蔽という重大な秘密を、何食わぬ顔で何年間も共有していた5人からは、サイコパスのような狂気さすら感じます。ほのぼのとした日常生活の中でも、仲間内から裏切り者を出さないようにそれぞれが立ち回り、逃げられないという怖さ…。ただ、殺してしまった理由を知ると、いけないことだと分かっていても同情したくなり、5人の友情に共感してしまうかも。

校舎のうらには天使が埋められている

校舎のうらには天使が埋められている

小山鹿梨子 講談社

【あらすじ】小学生の後堂理花(うしろどうりか)は、内気で引っ込み思案な性格の女の子。たった1人の親友とした「転校先で友達を作る」という約束を胸に、新しい学校では自分を変えようとがんばります。緊張している理花に優しく声をかけてくれたのは、美人で優等生の蜂屋(はちや)あい。何かと助け舟を出してくれるあいを理花は信頼していき、死んでしまったあいの犬・ソラの代わりにすっと一緒にいると言います。あいはそんな理花にあろうことか犬用の首輪とリードを付けて「2代目ソラ」と呼ぶように。

【作品情報】作者は、アニメ『マクロスF』のヒロイン・シェリルをテーマにした『シェリル~キス・イン・ザ・ギャラクシー~』の作画を担当し、『もやし男と種少女』などを描いた小山鹿梨子。講談社『別冊フレンド』で連載し、全7巻で完結済。Webアニメ化や実写映画化も果たしました。転校生の内気な少女に対して、優しい美少女が笑顔で狂気をつきつけるサスペンス。

【おすすめするポイント】屈託のない笑顔で理花を犬扱いし、ひどい仕打ちを続けるあい。次の標的になりたくないクラスメイトも、いじめに加担してしまいます。また、理花も同じようにいじめる側に落ちてしまい、果ては大罪を犯してしまうことに…。ごく普通に生活している小学生たちの心に潜む残酷な一面を見てしまい、思わず体が震えてしまう作品です。

カラダ探し

カラダ探し

ウェルザード / 村瀬克俊集英社

【あらすじ】ある日、クラスメイトの三神遥(みかみはるか)に「私のカラダ探して」と言われた森崎明日香。この頼みが学校の怪談に似ているのが気になります。怪談の内容は校内に現れる「赤い人」を見たら、振り返らずに校門を出ないと八つ裂きにされるというもの。まさか遥は「赤い人」になってしまった…? 遥のことを自宅で気にしていた明日香は、気づいたら学校の校門前にいて、そこには5人のクラスメイトも待機していました。襲ってくる「赤い人」から逃げながら、体の全パーツを探すゲームの開始です…。

【作品情報】原作は『命を分けたきみと、人生最後の夢をみる』や『喰猟教室』などで人気のウェルザード、漫画は『アラタプライマル』『レッドリスト 絶滅進化論』などの作品で知られる村瀬克俊。集英社の漫画サイト『少年ジャンプ+』で連載し、全17巻で完結済みです。続編として『カラダ探し 異 』や『カラダ探し 解 』も連載されました。バラバラになった体のパーツを探し、全て集めないと自分が殺されてしまうサバイバルホラー。

【おすすめするポイント】ストーリーも絵も怖い、正統派のホラー漫画。全ての体を見つけるまでは毎夜校内を探し続けなければならず、いつ自分が「赤い人」に殺されるかわからないという恐怖が常につきまといます。また、探し物だけでなく、「赤い人」の秘密を紐解いていく謎解きも同時に進行。そちらも気になるので、一気に読み進めてしまいたくなります。

メールで送る
LINEで送る

お得情報をGET!登録してね

▲ページTOPへ