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「Dr.STONE」小林裕介「心して観てください」、沼倉愛美が語る“声の匂い”とは

2024/12/28 20:57

稲垣理一郎・Boichi原作によるTVアニメ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」のイベント「アニメ『Dr.STONE』第4期最終シーズン第1クール先行上映会舞台挨拶」が、本日12月28日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催。石神千空役の小林裕介、クロム役の佐藤元、コハク役の沼倉愛美、スイカ役の高橋花林が登壇した。

舞台挨拶は上映後に開催され、第3話までを観終えた観客の大きな拍手が登壇前から聞こえていたという4人。登場早々に佐藤はクロムおなじみのセリフ「ヤベー!」を披露した。ファイナルシーズンのオンエアを控えた心境を聞かれた小林は「泣いても笑ってもこのシーズンがラスト」と言い、「作品を最後まで届けられるのは、いち演者としてすごくうれしく思います」と笑顔を見せた。

「クロムと一緒にたくさん成長させていただいた」と言う佐藤。ファイナルシーズンアフレコの際は、アニメが終わりに近づいていることを感じたそうで「寂しさはあったんですけど、最後まで行くという決意を新たにできたので、1話1話本当に噛み締めるように台本を読ませていただきました」と振り返った。そんな佐藤を見ながら、小林はクロムを演じ始めた当初の佐藤を思い出し「技術も未熟な時期があって、でも作品に向ける愛情は人一倍強かったので……空回りしてた」とからかうように笑う。しかし回を重ねるごとに成長していったと続け「本当に頼もしくなってきたなと感じました」と優しい眼差しを向けた。

佐藤と同じく、高橋もスイカを演じ始めた頃はうまく演じることができなかったのだそう。「裕介さんがすごくお芝居の相談に乗ってくださって。アドバイスをくださったり、ほかにも今につながるお言葉をたくさんいただいた」と述懐する。すると小林は「座長としてどうしたらいいか迷ってる人たちに声をかけるのは、1つの義務としてあるのかな」と少々照れくさそうな様子。小林が声をかけてからは、佐藤や高橋が率先して相談をしてきたと話し、「だからこその今だと思うんですよね」と2人を称える。さらに高橋からは、小林に缶切りの使い方も教えてもらったというエピソードも飛び出し、観客の笑いを誘った。

ここでDr.ゼノ役の野島健児と、スタンリー・スナイダー役の遊佐浩二からのビデオメッセージが上映される。野島はDr.ゼノの印象を「すげえいかした髪型で、爪がめっちゃかっこよくて、強くて、頭がよくて、僕みたい」と冗談めかして語りながらも、「千空にとっては初めて対峙する本当に強い相手だと思うので、ぜひ期待してほしい」と強敵ぶりをアピール。遊佐もスタンリーについて「プロの軍人」と強さを伝える中、野島はDr.ゼノとスタンリーは敵ではないとしつつ「大人として、どういうふうに子供たちと対峙するのか」と2人の立場に思いを馳せる。一方遊佐が悪役のように「大人として教え込んでやる!」発言すると、会場は笑いに包まれた。

野島と遊佐の演技については、小林が「静かなお芝居の中に説得力や凄みがあるので、こちらも掛け合っていいのか、あくまで自分のキャラクターを貫くべきなのかっていう選択を迫られた」とコメントする。続いて「ちょっと変なこと言うかもしれないんですけど」と話し出したのは沼倉。「私、声に香りを感じることがあって、おふりはすごくいい匂いがするって思いました」と意外な回答をする。小林の“声の香り”を尋ねられると、「なんか不思議なんです。爽やかなようで、濃い」と答え、それを受けた小林は、「香りとは違うんですけど、僕は食べ物に例えると白米って言われる。なんにでも合うからかな」と自信について語った。

アニメ第4期のオープニングについて話題が移ると、4人はオープニング映像のシーンを再現するように、突然手を叩くようなポーズを見せる。本日の上映会ではオープニング映像は流れなかったが、早く観てほしいといった様子の沼倉は「オープニングを観てから第1話を観ると、さらに面白い!」と熱弁。3人も深く頷きながら同意した。さらにアニメの見どころについては、小林は今後立ち塞がる相手との科学力の差を改めて伝え「ここからは本当に応用力」だと言う。「銃と弓で戦ったら銃の方が強そうだけど、それでも弓で勝つ方法はどうなのかという創意工夫がちりばめられていて、そういう発想の転換が面白い」とアピール。続く沼倉は、「(キャラクターが)輝く瞬間がそこかしこにちりばめられていて、誰もお役に立たないときがない」と、キャラクターそれぞれの見せ場への期待を煽った。

物語も終盤に向かうファイナルシーズン。アニメが終了することへの寂しさを佐藤は「終わりが始まるんだよなと、台本を読んでいても、現場にいても、どことなく寂しさを感じてました」と話す。そんな佐藤に反し、まだ実感が湧かないと言う沼倉は「最後までやらせてもらえる幸せっていうのもあるんですよね。だから多分、最終話の収録を迎えたらきっとこみ上げてくるんでしょうけど、私はそれまでその幸せを1つずつ噛み締めていくのかなって思います」とフィナーレに向けて思いを巡らせた。

イベント最後の挨拶では、高橋が「最後までは長いので、寂しい気持ちではなく、楽しい気持ちでぜひ放送を楽しみにお待ちください」とメッセージを送る。沼倉は、思わず購入してしまったというオキシトシンの化学式を模したイヤリングを見せながら、「Dr.STONE」が日常の中に溶け込んでいるのだと笑う。「(作品が)染みついていて。こんなに大事な作品に出会えたことにとても感謝していますし、たくさんの人に愛されてここまで来れたこと、本当に感謝しております」と感謝を述べた。佐藤は「最後まで行けるということが喜びであり、誇りになっております」とコメントする。最後に小林は「ファイナルシーズン、本当に心して観てください。皆さんの心をいい意味でかき乱すと思うし、絶対に忘れられない何かを植え付けてくれると思います」と強調。「最終回が終わったときにもし僕たちと同じ景色を観られたら、それは最高の宝物だと思います」と観客に視線を送り、イベントを締め括った。

TVアニメ「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」

放送情報

TOKYO MX:2025年1月9日(木)毎週木曜日22:00~
BS11:2025年1月9日(木)毎週木曜日24:00
サンテレビ:2025年1月9日(木)毎週木曜日25:00~
KBS京都:2025年1月9日(木)毎週木曜日22:30~
テレビ愛知:2025年1月9日(木)毎週木曜日25:30~
アニマックス:2025年1月31日(金)より毎週金曜日19:00~

配信情報

ABEMA、Prime Video、ディズニープラス、DMM TV、dアニメストア、dアニメストア ニコニコ支店、dアニメストア for Prime Video、FOD、Hulu、J:COM STREAM、Lemino、milplus、Netflix、TELASA、Pontaパス、U-NEXT、WOWOWオンデマンド、アニメタイムズ、アニメ放題、バンダイチャンネル:2025年1月9日(木)22:30~

スタッフ

原作:稲垣理一郎・Boichi「Dr.STONE」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
監督:松下周平
シリーズ構成:砂山蔵澄
キャラクターデザイン:岩佐裕子
デザインワークス:水村良男
美術設定:青木智由紀
美術監督:吉原俊一郎
色彩設計:中尾総子
撮影監督:小島千幸
編集:坂本久美子
音響監督:明田川仁
音楽:加藤達也、堤博明、YUKI KANESAKA
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント

キャスト

石神千空:小林裕介
大木大樹:古川慎
小川杠:市ノ瀬加那
コハク:沼倉愛美
クロム:佐藤元
スイカ:高橋花林
あさぎりゲン:河西健吾
カセキ:麦人
獅子王司:中村悠一
氷月:石田彰
西園寺羽京:小野賢章
七海龍水:鈴木崚汰
フランソワ:坂本真綾
Dr.ゼノ:野島健児
スタンリー・スナイダー:遊佐浩二

(c)米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会

(コミックナタリー)
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