華倫変「完本 カリクラ 華倫変倶楽部」の刊行を記念した原画展が、5月23日から25日まで東京・UPSTAIRS GALLERYで開催される。
5月27日に太田出版から発売される「完本 カリクラ 華倫変倶楽部」。2002年に刊行された「カリクラ 華倫変倶楽部」が再編集され、カラー原稿とラフイラストが追加される。原画展では「カリクラ 華倫変倶楽部」の直筆原稿をはじめ、ネームやラフイラストを展示予定。新たに収録される「赤い鎖骨」「AV」「究極タイガー ボンバーナイツ」などの原画も登場する。会場ではオリジナルグッズも販売予定だ。
なお、「完本 カリクラ 華倫変倶楽部」の刊行にあたり著名人からコメントが到着。「チ。 ―地球の運動について―」の魚豊は、「露悪になりきれない感じとか、諦めに潜伏した期待とか、不条理のフリした単にただ面白い会話とか、90年代の重力では見えなかった本性が、世紀末の終末感を突き抜ける明るい太陽光線が、サブカルぶったやつらを振り抜いて、今、再び、漫画界を照らす!」と推薦した。
「『完本 カリクラ 華倫変倶楽部』刊行記念 華倫変 原画展」
会期:2025年5月23日(金)~25日(日)
時間:5月23日(金)14:00~19:00(最終入場18:30)、5月24日(土)11:00~19:00(最終入場18:30)、5月25日(日)11:00~17:00(最終入場16:30)
会場:東京都 UPSTAIRS GALLERY
料金:1000円
魚豊(マンガ家)コメント
露悪になりきれない感じとか、諦めに潜伏した期待とか、不条理のフリした単にただ面白い会話とか、90年代の重力では見えなかった本性が、世紀末の終末感を突き抜ける明るい太陽光線が、サブカルぶったやつらを振り抜いて、今、再び、漫画界を照らす!
TaiTan(ラッパー)コメント
さっさと終わって欲しいのに、ずっと終わらない不条理な日常の記録。
ネタバラシが一生やってこない「水曜日のダウンタウン」のよう。
梨(ホラー作家)コメント
諦念も後悔もなく、ただそこにあるだけの絶望を、その漫画は景色みたいに描写する。
あの人の描く世界が、私はとても好きだ。
にゃるら(作家)コメント
華のように醜く蟲のように美しい、幽玄の短編集。
(c)KARINPEN/OHTA PUBLISHING COMPANY
(コミックナタリー)