鈴木望「アスチルベ~船底の花嫁~」の2巻が、本日6月17日に発売された。これに合わせてpixivコミックでの全話無料公開、描き下ろしエッセイマンガ公開といったキャンペーンが展開されている。
「アスチルベ~船底の花嫁~」は“奴隷”として自ら長崎の貿易船に乗り込んだ少女・龍をめぐる“階級ドラマ×ラブストーリー”。JOUR(双葉社)で連載されている。pixivコミックでは全話無料公開と併せて、7日間の毎日更新も実施中。公開された描き下ろしマンガは単行本2巻にも収録されており、「日本人奴隷って何?」「歴史ものって難しそう」という人でも読める内容となっている。
さらに鈴木望双葉社公式Xアカウント(@suzukinozomi_f)では「アスチルベ~船底の花嫁~」と鈴木の代表作「青に、ふれる。」のイラスト入り直筆サイン本が、2冊セットで抽選で2人に当たるプレゼントキャンペーンも開催。電子版のセールも行われており、「アスチルベ~船底の花嫁~」1巻が各電子書籍サイトで半額になるほか、分冊版の1話、2話がストリーミング無料に。また「青に、ふれる。」も単行本1、2巻がストリーミングで無料、購入で30%オフになる。
鈴木からはコメントも到着。「親から捨てられ売られ、性暴力を受けながらの過酷な船旅も乗り越えた後、異国で奴隷として生きる…主人公のドラ(龍)、マルタ(志野)、カタリナ(桔梗)の人生はハードモードです。しかし、私は彼女達が幸福になることを知っています。彼女達の思考・言動は、はるかに豊かで平和に生きる私に、幸せへの道を示してくれます。『私達は使い捨てるのに持ってこいなのだな』このドラ(龍)のセリフは、現代日本に暮らす私でも思ったことがあるからです」と思いを綴った。
鈴木望コメント
親から捨てられ売られ、性暴力を受けながらの過酷な船旅も乗り越えた後、異国で奴隷として生きる…主人公のドラ(龍)、マルタ(志野)、カタリナ(桔梗)の人生はハードモードです。
しかし、私は彼女達が幸福になることを知っています。彼女達の思考・言動は、はるかに豊かで平和に生きる私に、幸せへの道を示してくれます。「私達は使い捨てるのに持ってこいなのだな」このドラ(龍)のセリフは、現代日本に暮らす私でも思ったことがあるからです。
ちなみに彼女達3人のうち、一人は莫大な財産を築きます。果たしてそれは誰なのか?『アスチルベ~船底の花嫁~』は、幸福なお金持ちになる道も教えてくれるかもしれません。
(コミックナタリー)