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アニメ「攻殻機動隊」シリーズの展覧会、詳細&PR動画公開 押井守監督のコメントも

2025/7/4 12:35

「攻殻機動隊」の全アニメシリーズを横断する初の大規模展覧会「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」が、2026年1月30日から4月5日にかけて東京・虎ノ門ヒルズのTOKYO NODE GALLERY A/B/Cで開催されることが明らかに。併せて展覧会のキービジュアルと詳細、プロモーションムービーが公開となった。

1995年公開の劇場版「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」以降、歴代作品のアニメーション制作を担当してきたProduction I.Gと、2026年放送予定の新作アニメを担当するサイエンスSARUの全面協力のもと、2026年に開催されることが決定していた「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」。展覧会では、展示体験を通じて「攻殻機動隊」が問いかけてきた未来の姿と、現実世界の変化とを重ね合わせ、来場者1人ひとりが「自分の攻殻機動隊」に出会う場となることを目指す。また「攻殻機動隊」が一環して問い続けてきた「人間とは何か?」という普遍的な問いを、AIやBMI(ブレインマシンインターフェイス)など、現代の先端技術の視点から再考していく。また「GHOST」と「SHELL」の関係を紐解き、来場者が「過去と現在」を行き来しながら、自らの存在を見つめ直す機会を届ける。

会場では、「攻殻機動隊」シリーズ全体の制作過程で生まれた膨大な原画、設定資料、絵コンテなど、未公開資料を含む600点以上の貴重な資料を展示。また数々のアーカイブや初公開となる押井守監督、神山健治監督、黄瀬和哉監督、荒牧伸志監督ら歴代監督陣毎のインタビューを通じて、各シリーズの源泉を見比べながら、制作現場のリアリティに触れることができる。

さらに各監督の視点からシリーズのストーリーを読み解くインタビュー映像を上映。鑑賞者自身が「攻殻機動隊」の世界観と膨大な情報量の中へアクセスし、未来のヒントを掘り起こしていく体験型展示「DIGる(ディグル)」も設けられる。加えて「攻殻機動隊」に影響を受け、国内外で活躍するアーティストやクリエイターとのインスタレーション展示や、オリジナルグッズの販売も行われる。チケットは、秋頃の発売を予定。この発表に伴い、押井守監督からはコメントが到着した。

押井守監督コメント

ゴーストとシェル。その関係はゴーストの中にシェルがある、それが「Ghost in the Shell」だと思う。ゴーストは人に限らず、人形にも植物にも宿る。何か調和のとれた、穏やかなもの。囁いてくるもの、風のように。
この系列作品の共通点は、未来的なビジョンである。原作漫画の世界観に基づき、各々の監督が作品を描いてきたが、どれも士郎正宗のポリシーを一歩も離れていない。離れられないのだ。だからこそ全てスピンオフとも言え、それがこの作品の良さでもある。
その展覧会が横断的というからには、サブカルとして順不同な入口があるべきだと思う。アニメはもちろん、原作漫画も実写も含めて視野に入れてほしい。それでこそ初めて横断的展覧会になる、と私は思う。

「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」

期間: 2026年1月30日(金)~ 4月5日(日)
会場:東京都 TOKYO NODE GALLERY A/B/C

(c)士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会

(コミックナタリー)
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