中村健治が総監督を務める「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」が、カナダ・モントリオールで開催された「第29回ファンタジア国際映画祭」で長編アニメーション部門観客賞銅賞を受賞した。
「ファンタジア国際映画祭」は、1966年に始まった北米最大のジャンル映画祭。観客賞は映画祭に参加した観客の人気投票によって選ばれる賞で、1作目となる「劇場版モノノ怪 唐傘」も昨年の第28回にて観客賞銅賞、さらに最優秀長編アニメーション賞にあたる今敏賞を受賞している。中村総監督と鈴木清崇監督からはコメントが到着。中村監督は「現地で実際に鑑賞された観客の『生の声』(投票)で評価される『観客賞』をいただけるのはとても嬉しく、モントリオールの熱狂が日本にいる僕らの心を『火鼠』のように焦げ焦げに熱くオーバーヒートさせちゃいそうです!」、鈴木監督は「国内のみにとどまらず、世界の観客に御支持頂けた事が、いち映像制作者としてただただ嬉しいの一言に尽きます」と綴った。
「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」は、大奥を舞台とした「劇場版モノノ怪」3部作の2作目。世を統べる天子の世継ぎを巡る謀略と衝突に焦点を当て、翻弄される女たちの心に渦巻く葛藤や苦悩が描かれた。8月14日よりNetflixで独占配信される。最終章にあたる「劇場版モノノ怪 第三章 蛇神」は、2026年春に公開を予定している。
中村健治(総監督)コメント
2024年「劇場版モノノ怪 唐傘」が今敏賞と観客賞銅賞を頂いたのに続き2025年もファンタジア国際映画祭で「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」が観客賞銅賞を受賞したこととても光栄です!
現地で実際に鑑賞された観客の「生の声」(投票)で評価される「観客賞」をいただけるのはとても嬉しく、モントリオールの熱狂が日本にいる僕らの心を「火鼠」のように焦げ焦げに熱くオーバーヒートさせちゃいそうです!
作品をつくる勇気と力をもらえました!MAXありがとう!!!
鈴木清崇(監督)コメント
この度「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」が観客賞銅賞を頂き大変光栄です。
国内のみにとどまらず、世界の観客に御支持頂けた事が、いち映像制作者としてただただ嬉しいの一言に尽きます。
二章に関わったスタッフの代表として現地での投票ならびに、これまで二章・火鼠を応援して頂いたすべての方々に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!
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(コミックナタリー)