ダークで重厚感のあるストーリーが、中村明日美子先生の独特な絵柄にバツグンに合う！美しさや色気が際立つ作品です！殺人や薬、ヤクザに無理矢理･･････。これでもかとダークな裏社会が描かれていて、その分流血や痛々しい描写が多いのですが、それよりも2人の「いちかわみつお」の生き様に目が離せません。
怒ったり焦ったり、ぐらぐらと不安定な人間味を感じるのと同時に、ふらっとどこかへ行ったきり帰ってこないんじゃないかと思ってしまう黒猫のようなみつお。みつおの元へ何があっても駆けていく忠犬のようなミツオ。ベッドでは犬と主人が逆転し、ミツオに攻められるみつおの表情、体がセクシーでたまりません！ミツオがみつおに向ける感情は愛なのか、執着なのか、はたまた依存なのか心酔なのか？偶然から始まった関係がこれからも続いていくことを感じさせるラストに得も言われぬ感情でいっぱいになります。一度読んだら忘れられない作品です！

＜あらすじ＞
『女を殺した――』電話の向こうから聞こえてきた高飛車な声は、高校時代の同級生・市川光央だった。同じ名前を持つ男・壱河光夫の胸中に、かつての隠微な記憶が蘇る。忘れていた過去が、再び光夫を熱情の中に引き戻す。共犯者として再会を果たした二人の主従関係は、少しずつ新しい形へと姿を変えてゆく……。

ザ・極道!!なヤクザものだけではなく、さりげない極道エキスの入ったBLはいかがですか？本作では4組のカップルの恋模様がリンクしながら進んでいく物語で、その内の1カップルがヤクザのお話となっています。交通事故で兄を亡くした佐渡は、事故の相手である、自分と同い年くらいの若者・忍と出会います。実は忍はヤクザの会長の息子で、父が蒸発して孤児となった佐渡はその組に引き取られることになるのです。忍の罪悪感につけ込むという形で関係を始めた2人。本当はお互いが好きなのに伝えることができず、目を逸らしている様子が焦れったすぎる！贖罪が自分たちを繋いでいる、と思い込んでいる2人はどうなるのか･･････!?
忍がやっと自分の気持ちと向き合い、素直になる告白シーンは必見です！こんなにまっすぐで一生懸命な愛の告白に、心動かされない人はいないはず。コミカルなシーンに笑い、ラストでは涙してしまう感動作、未読はもったいないですよ～！

＜あらすじ＞
関屋×新発田…超絶フレンドリーおっさん・新発田に言い寄られ続けるコミュ障ラジオＤＪ・関屋は、自分の中のモヤモヤを、その美声をもってうまく言葉にできない。弥彦×秋葉×ある男…ある事情から、何事にもメゲずに愛してくれるセックスの相手・弥彦を「恋人」とは呼べないまま、カフェオーナー・秋葉は思い出のピアノを弾く。亀田×荻川…捨て猫が縁で親しくなった亀田と荻川。飲んで食って猫を愛でて……居心地のいい日常を「恋愛」にしないまま、ゆったりと日々を過ごす。佐渡×中条…口ゲンカばかりだけど恋人として過不足なく見える佐渡と中条――しかし中条は佐渡を「手に入らないもの」だと諦め、嫌おうとしながらそばにいる。好き、大事にしたい――はずなのに上手く伝えられない4組の”なりそこないの”恋人達が”リンク”。完全で幸福な恋人になるまでを描くドラマチック・オムニバス！震えるほどラブくていとしい単行本描き下ろし盛りだくさんです。

正義感たっぷりで体格良し、マジメで男前で仕事も出来る。そんな男の秘密は、超が付くほどのドMだということ！
今回の特集で唯一の刑事受け・浮島は、幼いころにハマっていた遊びが「ロシアンルーレットごっこ」というほどスリルと痛みを愛してやまないドマゾ体質。そのMっぷりは、ヤバい案件であればあるほど快感を感じ、身の危険を感じたら即勃起してしまうほどです！ある日、担当案件の容疑者候補の真壁と出会い、彼の負っていた傷を見ただけで思わず勃起してしまった浮島。それを見破られ、真壁に激しく犯され乱されるハメに！捜査中の精悍な表情と、鬼畜なSEXに溺れていく浮島のエロい表情のギャップがたまらんです･･････!!エロだけにとどまらず、骨太なストーリーも味わえるのが本作の魅力。次第に判明していく驚愕の事実にドキドキハラハラの連続です！さながら青年誌のような、本格サスペンス展開にも注目ですよ～！

＜あらすじ＞
刑事の浮島は、危機的状況に遭遇すると性的な興奮を覚えてしまう悪癖があった。事件後はいつも背徳感と昂揚感を抱きながら一人でヌいていたが、怪しげな男・真壁との出会いでそれは一変する。お互いの素性も知らないまま、出会ったその日に激しく犯され、えも言われぬ快楽を得る。　ところが、真壁が浮島の追っている事件の容疑者として浮上し、二人の関係はより禁忌さを増してゆき…？【めちゃくちゃに抱いてやる】

ヤクザBLと聞いたとき暗くて痛い、陰鬱な雰囲気を思い浮かべる方も多いのでは？そんなイメージを払拭するピュアな恋愛模様が楽しめるのが『やさしいあなた･･･』です！ 今作の一番の魅力は、大の大人2人の中学生のような純粋な恋愛！医者崩れのインテリ系ヤクザ・水田と武闘派キレヤクザ・春本は、ゲイバーで出会い惹かれ合います。しかし、彼らはタチ同士で、しかもヤクザ。お互い素性を隠し、慣れない相手にどうにか近づこうと、自分を取り繕い紳士的にふるまう2人がなんともいじらしく、キュンキュンしてしまいます･･････!!
写実的な絵柄や品のあるセリフと相まって、読後は1本の恋愛映画を観終わったような余韻を味わうことができます。そして何より、普段はタチ専の春本が水田にだけは抱かれるこの特別感･･････！いつもの表情とのギャップは必見です！お互いの正体を知ったとき2人は何を考えどう動くのか。この結末、読んで後悔はしないはずです♡

＜あらすじ＞
仲間と酒を楽しんだり待ち合わせに使ったり…そんないつものBARで、飛び込みで歌う春本とデート中の水田は出会う。それから映画を観たりメールを送り合ったりと、中学生のような距離感と気持ちで逢瀬を楽しんでいた。互いに素性を明かせないまま、それでも会わずにはいられない二人。このまま夢の様な時間が続くよう願っていたが…？西田ヒガシが描く珠玉のラブストーリーがついに登場！

ヤンチャだけど人情味あふれる若頭は、幼馴染の視姦に弱い敏感体質!?男前受けのギャップにひたすら萌えたいときに読みたいのが、『極道ポルノ』です！
おすすめポイントは、純愛も●辱も一冊で味わえる一石二鳥なところ！若頭・大雅は幼馴染兼世話係の寿之とのSEXが一番感じることに気づき、次第に2人での行為にハマっていきます。一番信頼のおける兄弟のような関係から、身体の関係へ、さらには恋愛に発展していく過程は純愛そのもの！いつもクールな寿之の、丁寧すぎるしつこい愛撫に、大雅への熱い愛情を感じます♡さらに物語中盤では、大雅が対向組織に監禁され、●辱の限りを尽くされる場面も。敵幹部たちの変態的な行為で、イヤイヤながらもイキまくってしまう大雅の姿に、イケナイ性癖が開眼してしまうかも･･････!?
豹を彷彿とさせる、豪奢な入れ墨と屈強な肉体を持つ大雅。そんな力強く美しい生き物を淫らに汚す背徳感をぜひご堪能あれ！

＜あらすじ＞
某地方都市に拠点を置く暴力団『芹沢組』。その若き幹部・大雅は組長も手を焼く超武闘派。血を見ると興奮する性癖で喧嘩の度に女を抱いていた??。そんな中、刺激に飽き足らなくなった大雅は兄弟のように育った世話係の寿之に自分を愛撫するように命じる。気まぐれで仕掛けた悪戯だったが寿之の躊躇ない行為を受けて今まで経験したことのない快感を感じはじめる…。極道の道を歩む侠たちの血と暴力とセックスを描く長編作品!

極道の家に生まれた2人の高校生が、手を取り合いながら、いばらの道に突き進む――。組の跡取り・大和と目付け役・由紀夫の関係が超絶深いのです！まず、刺青が対になっているところに象徴される、大和と由紀夫の魂の伴侶感がたまりません！中学生時代に2人が盟友の盃を交わすシーンもエロティックな雰囲気があり、イケナイものを見ているような気分にさせられます♡
作中登場する「惚れてるから寝ない」というセリフは、極道ものならではの名言。惚れた相手と愛し合えば他の全てがどうでもよくなってしまう、でも自分には背負うものがある･･････。う～ん、切なすぎます!!ヤクザとしてではなくただ2人でいるだけの時だけは、ふざけ合ったりイチャイチャしたり、年相応なシーンも。ヤクザとしての男らしくてセクシーな一面と、仲良しな2人の可愛らしくほのぼのとした一面の、両方を楽しめる作品です！

＜あらすじ＞
美洞の血を引く三代目は俺だ。俺がこの組、背負ってやるよ。美洞大和に出会った日も雨が降っていた――。若頭息子の由紀夫は、組長息子の大和から組長の命が長くないことを聞く。「親父さんのじゃねえ、俺は大和の盃が欲しい」高校生ながらも覚悟を背負った大和に惚れこんだ由紀夫は、大和とままごとみたいな盃を交わした。極道の家に生まれた者同士、一生ものの出会いだと確信しながら……。藍と長門が紡ぐ愛の物語も収録。

ドロドロとした裏社会を軸に萌えやキュンまで凝縮された、まさに理想のヤクザBL！前作『媚の椅子』から約6年ぶりに発売された続編です！梅崎組組長の実の息子・加賦の跡目問題を軸に話が展開していく今作。特に注目したいのが加賦の舎弟である韮沢との出会いの場面！髪も今より長く、まだ幼さが残る韮沢の姿がたまりません。韮沢が加賦のことを際限なく好きになってしまう過程や、警戒態勢から徐々に心を開いていく様は親を見つけた雛鳥そのもの･･････！とにかく韮沢が可愛すぎる！話の展開により、黒髪短髪だった韮沢のヘアースタイルが長めの金髪になるので1巻だけでも通常、若いころ、チャラ男と3パターンが楽しめちゃいます♡また男気溢れる加賦の魅力が爆発しているのが、組長争いを繰り広げる相手・佐川との対立シーン。思わず一生ついていきたくなるほどのカッコよさなので、ぜひ本編でチェックしてみてください！

＜あらすじ＞
梅崎組を継ぐよう、実父である組長から告げられた加賦だったが、どうも気が進まない。一方、周囲から跡目だと目されている佐川は、加賦の忠誠を測るため、彼の稼ぎ頭であるフロント企業、もしくは韮沢を、自分に寄越せと言ってきた。加賦にとり韮沢は、使える手駒であると同時に、可愛くて溜まらない情人だった。果たして加賦は彼を手放してしまうのか…!?加賦＆韮沢の激甘番外編と出会い編も収録。

表紙からも滲み出るほどの色気にゾクゾク･･････！とにかく美麗なイラストと、一筋縄ではいかない展開に魅了されるヤクザBLといえば、『トスカの狗』です！
美人な桐ヶ谷組の若頭・仁科が、対抗組織との抗争を避けるために、黒田組若頭・黒田に身体の取引を持ちかけるところから物語はスタート。ヤクザ然とした鋭い美しさと色香を兼ね備える仁科の魅力に、硬派でノンケのはずの黒田もどんどんハマっていってしまいます。イヤイヤながら黒田に身体を差し出す仁科の強気な顔と、黒田との行為でグズグズに蕩けた顔のギャップがとてつもなく萌えなんですよ〜！身体だけの関係のはずが、回数を追うごとにお互いに惹かれていく心の変化にも注目です！ほかにも仁科と黒田の過去や、黒田との取引に隠された本当の目的など、次第に明かされる真実に驚愕すること間違いなし！ただのヤクザものでは終わらないストーリー展開に、ドキドキが止まらない一作です♡

＜あらすじ＞
痛ぇのと気持ちいいの　どっちがいい？

関東の一部を仕切るヤクザの敵対組織、黒田組と桐ヶ谷組。とある事件をきっかけに、両者の組は一触即発状態だった。何としても抗争を避けたい桐ヶ谷組の若頭・仁科智也は、黒田組若頭の黒田冬史にある取引を持ちかける。代償は自分のカラダ。
仁科は口封じのため、誘惑するようにその身を冬史に差し出すが――。仁義をかけた男たちの世界で、駆け引きと快楽が交差する！