いわゆる「なろう系」を思わせるタイトルの本作、ありそうでなかったパラレルワールド設定がとっても斬新な作品でした！
頭に何かがぶつかって意識を失った主人公・天達。目が覚めるとなぜか男とエッチの最中で！？しかも相手は大大大っ嫌いな同級生・依岡だった!!開幕エッチという展開がまずGOOD。状況は飲み込めなくてもチ●コはしっかり飲み込んでおります(笑)気持ち的には処女なのにカラダはしっかり開発済みというところも非常に美味しゅうございます。現実世界では憎たらしい依岡ですが、異世界ではちゃんと天達のことを好きと言えるイイ男。時折見せるギャップも相まって天達がキュンとするのも頷けます。異世界の依岡と距離が縮まっていい感じ〜になったところで、天達が現実世界へ戻ってしまうのですが、その後の話がまぁ可愛い！「あ〜あの時の依岡のセリフはそういうこと！？」と伏線回収が捗りました。
ケンカップル×異世界モノという新境地、ぜひ試してみてはいかがでしょうか！

＜あらすじ＞
気は強いが平凡な男子高生・葛西に訪れた悲劇。目覚めると男とセックスの真っ最中だったのだ!!しかも相手は犬猿の仲である同級生の依岡で！？どうやらパラレルワールドに飛んでしまったらしく、その世界で二人は恋人同士だという。大嫌いなライバルとエロい関係だなんて…！？

続きましてこちらも「○○ました」系タイトルが目をひく作品！こちらはRPG好き必読、ファンタジー要素たっぷりに異世界ワールドを楽しめますよ～！
ひとりの青年が触手にアーッ♡されているシーンから始まる本作。仕事でミス続きの傷心リーマン・奏が、気分転換にゲームを起動したらアラ不思議！スーツ姿のまま異世界へGOしちゃったワケです。触手に襲われるわ、長髪イケメン召喚士にチ●コを触られ射●するわ……ビックリ展開続きに読者のツッコミも追い付きません！身体検査と称して召喚士・ゼノが奏のカラダを触りまくる展開もBLだからこそ！まるで某PPGゲームをプレイしているかのような世界観なのに、きちんとBLで……なんだろう、この背徳感(笑) 奏も奏でちょろすぎ＆快感に弱すぎるので色々イタズラしたくなる気持ちも分かります。
また、美麗な作画をひたすら拝めるところも本作の魅力。攻めのゼノを始め、ま～とにかくイケメン揃い！奏を取り巻くオトコたちのカッコ良さにも注目してみてください♪

＜あらすじ＞
サラリーマンの奏は、怒られてばかりのおバカなダメっ子。気分転換にゲームをしたら光に包まれ、気づくと異世界に！？混乱する中、ＲＰＧのコスプレ集団と魔獣が目の前に現われ、超イケメン俺様召喚士に魔獣と戦うよう命令される。しかし、魔獣の触手が奏の身体を淫らに這いまわり…！？

妖怪と人間が当たり前のように存在する……。そんな不思議な世界観のもと、エッチでラブい異種交流をオムニバスで楽しめる作品がコチラ！
「それ、どんなカップリングだよ？」と笑える、ナチュラルストーカー記者×箱入り雪女の組み合わせ。数あるエピソードの中でこのお話は本当に罪深い……！雪女の兎丸は、妖怪ゆえに俗世に疎い（笑）。ストーカー記者・戸賀沢の持ってくる妖しいアレやコレやに興味津々で反応しちゃいます！世間知らずなコが醸し出す危うい可愛さが尊い～！挙げ句、戸賀沢のストーカー行為にたまりかね引っ越したのに、それらのブツを新居にしっかり運び込んでる、アホな子加減に胸のきゅんきゅんがとまりません。
妖怪には妖怪なりの大切な物語がある！不思議な納得感に包まれる幸せファタジーBLです。因みにもうひとつ見どころを……。はだけた胸元に筋肉ムッチリ盛り上がるふくよかな雄っぱいが拝めます！かわゆさのバンズでジューシー筋肉を挟み込んだ肉厚バーガー……たまりません！

＜あらすじ＞
とある事情で体に花の形のアザがある雪女を探していた記者の戸賀沢は、昔雪山で遭難しかけた自分を助けてくれた“男の雪女”の兎丸を追ってこの町へやってきた。雪女であることを隠し喫茶店で働く兎丸に、淋しげな瞳で「帰れ」と言われる戸賀沢であったが、その夜戸賀沢の泊まる民宿に火の手があがり…？！

"愛ではなく、治療のためのキス"が存在するという世界観設定の本作。"切ない愛"好きの腐女子の皆さんに、ぜひ読んでほしい一冊です!
死と隣合わせの国にやってきた旅人・シンの視点で、少年王ムスティアと美しい従者ノネの物語が進みます。子どもが大人になれずに死んでしまう風土病を抱える国に漂う、刹那的で美しい空気感。ファンタジー好きにはたまらない内容です……！命をかけたシリアスな展開も多いのですが、シンの軽快な性格で暗くなりすぎず、一国の行く末もしっかり楽しめるストーリー構成はお見事……！そして何と言っても、作品のテーマのひとつと言っても過言ではない"キス"ですよ！キスひとつとっても、丁寧に何コマにも渡って描かれており、物語を読んだ読者なら感動を覚えてしまうはず……。CP以外のセクシーなシーンにもドキドキしてしまいます。
国の命運、そしてシンの正体とは──！？耽美な世界観に、酔いしれてください。

＜あらすじ＞
好奇心に任せて世界を旅して回るシンが苦心の末潜入したのは、他国と一切の外交を絶つ「地図にない国」オライエ。謎多きその国でシンは、高貴な少年国王・ムスティアとその従者であるしとやかでクールな美人従者・ノネと出会う。
オライエ特有の致死率の高い病に罹患しているムスティアの命を繋ぐためと、シンの目の前で繰り返される主従の「治療のキス」。けれどそこに色濃く漂うノネの情欲に、シンは…？

本作は妖(あやかし)と人間が共存することが当たり前の世界が舞台！物語に登場する人間、天狗族、狼の2組のカップリングは、読んでる途中で萌爆死してしまうほど破壊的な魅力があるんです！
優しく介抱してくれた天狗族の烏丸君に恋心を抱き、猛アタックする人間族の井上君。その熱量が半端ない。いつも飄々としている烏丸君が、井上くんの強火にかけられ、クールな表情がトロケていきます。その様子がとにかく萌える！烏丸の友人の人間族・朝香と狼族・狼上の話は、煮立たないじわじわとろ火加減が絶妙。照れ隠しが威嚇顔になってしまう狼上と振り回されっぱなしの朝香の両片思いですれ違い。そんな沸騰寸前で踏み留まるふたりにキュンが止まりません。愛らしい生き物に多種多様な友人……直接的な説明はなくてもそのどれもが自然で、違和感なくすんなり受け入れられます。
とにかく優しい世界に癒されて、ほんわかしたいという方にも絶対に読んで頂きたい一冊でした！

＜あらすじ＞
獣人や妖怪、人間など様々な種族が通う高校・肉球学園。新入生の井上は体調を崩したときに、上級生の烏丸に何度か助けてもらった。それをきっかけに烏丸に惚れた井上は「付き合ってください！」と告白を繰り返すが断られ続ける。そんな中、烏丸が危険だと噂される天狗族であることが判明し…？

幼馴染のワンコ攻めとコンプレックス多めな強気受けという関係性が萌えすぎて最高です！ 大好きな草介にマッサージするだけでムラムラして、襲ってしまうのを我慢している白羽の表情が本当にえっちで堪りません！「我慢しすぎじゃない！？襲っちゃえよ！」と思っている読者は多数いるはず……。遂に襲ってしまった白羽の「お前を孕ませたい」などのエッチなワードに思わず滾ります!!気になるHシーンですが、いつも草介に翻弄されている白羽の逆襲がエロすぎて「下克上好き」な読者は歓喜するはずです。ふたりが自分自身の気持ちに無自覚すぎてじれったいですが、不器用なりにぶつかり合いながらも気持ちを通じ合わせる様子は感涙モノです。また、世界観も現代の和風ファンタジーなので読んでいて楽しいですよ～！攻めが「鹿」というのも異色な設定ですが、丁寧に設定が練られているのですんなり受け入れやすいのでは？ じれったいほど純情で、でもエッチなBLを求めている方におすすめしたい作品でした！

＜あらすじ＞
奈良最高位・久鹿家の跡取り鹿の白羽と、拾われ子で人間の草介は幼馴染の腐れ縁。使用人の子でしかない草介に、白羽はいつも全身で好きだと伝えてくる。尽くされて優越感を覚えつつも、白羽の想いには気づかないフリで一線は越えない間柄だった。…はずなのに！

本作は、魔女をテーマにした不思議でちょっと切なくて優しい3つの物語で構成されています。それぞれ花・記憶・海の魔女が登場するのですが、それぞれ違った美しさに惚れ惚れしてしまいました。
表題作の『花咲みの魔女に告ぐ』は祖母の死後、魔女の力を受け継いでしまった結とその幼馴染・綾のお話です。力によって髪が金髪に変化してしまったり、結が感情を高ぶらせると何らかの怪奇現象が起きるように。"普通"ではなくなった結に驚きはするものの、ありのままに受け止める綾の包容力はカンストしているに違いない！変わっていく結と、抱える想いにふたりはすれ違ったりしますが、読み終わったときにはきっとあたたかな気持ちになること間違いなしです！
ファンタジーものは設定が読みこみにくくて苦手……という方にも、こちらの作品はオススメ！現代社会をベースに描かれているので、ミステリアスなのにどこか自然。もしかしたらこんなこともあるのかも……と想像してしまいます。是非一度、この世界観に浸ってみてください♡

＜あらすじ＞
物心つく前からの幼馴染である結と綾。
高校生になっても側にいることが日常なふたりだったが、結の祖母が亡くなった日を境に世界が一変。
結の髪色が変化し、感情を高ぶらせる度に不思議な現象が起こり、人には持ちえない能力も開花し始め、結が“普通”ではなくなってしまい――。

「魔法使いは霞しか食べられない」この一言に本シリーズの血肉骨がすべて濃縮されている気がします。繊細な筆致で描かれる人物と街並みは切なくどこか不穏な空気を感じさせ、その一方でどこかたまらなく郷愁の念を掻き立てる。幼い頃は当たり前に感じていた現実と夢の合間をさまよう不確かさ、そのアンバランスな感情が本シリーズを読むと蘇ります。
魔法使い・リーとその弟子・ラベルの師弟関係は親子のよう。しかし師弟・親子関係以上の「何か」、そこはかとなく感じられる淡い愛情……「萌え」とは違う不思議な感情……それが静かに湧き上がります。言葉じゃなくて空気で伝える。作者の描くこの世界には「好き」という便利な言葉が存在しなかったのかもしれません。だからこそ世界観はいっそう精密に練りこまれ、空気が言語の代わりに表現手段となった……。
淡々と流れる日常に得体のしれない違和感を抱えて生きている……そんなあなたにオススメしたい救済BLです。

＜あらすじ＞
魔法使いのリーと、弟子のラベルは裕福ではないけれど充実した毎日を送っていた。ラベルの成長を、ときに厳しくときに温かく見守るリーだったが…