巣から落ちた鷹の子どもを餌として食べるために連れ帰った狐の九重。しかし、完全に九重を信頼して慕ってくるよすがのことを大切に思うようになり、親として名前を付けて育てることにしました。成長したよすがは育ててくれたお礼として九重に餌として食べられようとしますが、九重はよすがに対して食欲ではない欲を抱くようになってきて……！本作の魅力は何と言っても可愛すぎるケモ要素！攻め・九重のモフモフ尻尾が最高のビジュアルなのに加えて、受けのよすがも、拾った直後のピーピー泣いている姿や九重に舐められて嬉しそうに笑っている姿があまりにも愛おしすぎて呼吸困難に陥りかけます！その一方で、親のようによすがを育てようと決めた九重がよすがに欲を抱くことに苦悩する姿も描かれており、可愛さと共に重厚なストーリーにも目が離せません！受けも攻めも可愛い＆重厚なストーリーといういいとこどり！そんな最高の獣人BLを読みたい方はぜひチェックしてみてください！

＜あらすじ＞
森で暮らす狐の九重は、ある日、巣から落ちた鷹の赤児を拾う。非常食にしようと持ち帰り、食い応えが出るまで餌を与えることにしたが…

「今はネットで何でも手に入るし、人間よりラーメンのほうが美味いし、何よりお前の魂は欲が空っぽでマズそうだから食いたくねえ」って、なんだよそれぇっ!? 加藤スス先生が描くのは、一族の繁栄のため生贄として捧げられるべく、無添加・無欲・純潔に生きてきた美少年DK七生が、現代社会にすっかり染まったニート大蛇神サマにきっぱり拒否られる笑撃の冒頭から始まる、笑えてちょっぴり切ない異色生贄ラブコメディ。最初は眉目秀麗で立派な生贄としての自信にあふれる七生が、そのアイデンティティを貫徹するため「喰え！」とこだわる様子が面白おかしく、やがて本当の理由が明かされると、切なさがプラス。清すぎて魂の中身空っぽと言われた七生ですが、大蛇と同居するうち少しずつ他者と交流する楽しさや恋という「欲」を覚え、それと共に〝うまそうな匂い〟が……。「喰われたほうがマシだった？」ほど抱き潰されちゃう終盤えっち、最高です。

＜あらすじ＞
111年目の契約更新の日、自らを食べてもらうため供物として大蛇のもとを訪ねた。だが大蛇はすっかり人間界の引き籠りスローライフに染まり「生贄など不要」と七生を門前払いして!?

男前な客・イマイケに買われたウリ専のモトフミ。搾り取られるような激しいエッチに心奪われてしまったモトフミは、イマイケにそのまま「付き合わないか」と提案してしまいます！しかし、イマイケの正体は、ヒトの精液を糧に生きる淫魔で……一晩で何発ヤッても全くへばるような様子を見せず、平然とした態度を見せるイマイケ。そんな彼のことを見返すため、ジムで体力作りに励むモトフミが「他の男とヤるために体力をつけている」と勘違したイマイケに、逆にトロットロにされてしまうシーンがたまらない……！また、2人とも口が悪く、相性が悪く見えるケンカップルであるからこそ、たま～～に出てくる本音にはただならぬギャップ萌えを感じること請け合いです！開幕早々いきなり目に飛び込んでくる濃厚えっちに始まり、最後までエロたっぷりのケンカップルラブ・コメディ！あまりのテンポの良さに冒頭から顔のニヤケが止まらないため、万全の態勢でお楽しみください(笑)

＜あらすじ＞
ウリ専のモトフミの元に、超絶イケメンな淫魔（!?）・イマイケが客として現れる。性のプロ・モトフミをもってしてもイマイケのエロテクでとろとろにされてしまった…！

小さな村にはるか昔から伝わる龍神の存在と、その嫁になるための生贄・龍女。片目に金色の瞳と長い髪を携える和歌は、龍神への嫁入り前の訓練として村中の男たちに体を弄ばれ、生きる意味を見つけられないまま日々を過ごしていました。嫁入りの儀式の当日、全く信じていなかった龍神・叢雲と出会ったことでその重く辛い人生がドタバタながらも優しい雰囲気に包まれてゆきます。和歌の気持ちに寄り添い、常に和歌を一番に想う叢雲の溺愛っぷりに和歌の人生が救済されるようで目頭が熱くなりました！村で蹂躙され男の体に慣れてしまった和歌……。叢雲と体を重ねるたびにエロ可愛く叢雲を誘うようになる描写にはキュンキュンが止まりません!! また、物語が進むにつれて、険しかった和歌の笑顔が柔和になっていくのも印象的です。生贄という人生を受け入れ、叢雲とまっすぐ向き合う和歌の男らしさと、そんな和歌を温かく包む叢雲の関係をぜひ読んで確かめていただきたいです。

＜あらすじ＞
村の言い伝えにより、男にも関わらず「龍の花嫁」になることになってしまった和歌。それは村が雨の恩恵を受けるため、龍神への供物を捧げるという悪しき習わしだった！

自ら生贄に志願して、ヒトを倦厭する土地神・オブシディアンのもとを訪ねた金髪美少年・シュクル。自分の命と引き換えに土地を潤してほしいと懇願するシュクルをはじめこそは断固拒絶するディアンでしたが、雑用としてシュクルを働かせることを決めます。実はディアン、人々の信仰心が薄れたことで力を失いつつあり、故に人間を軽蔑し距離を取っていたのです……。そんなディアンの前にひと際強い信仰心をもつシュクルが現れたことで、ディアンの心境にも変化が……!?寡黙で忠誠心の強いシュクルですが、ディアンに褒められたときに見せる笑顔はまるで花が綻んだような愛らしさがあります♪ 「お前には俺に愛される幸福もくれてやる」神と生贄の枠を超えて徐々に惹かれ合う2人が、側近たちもドン引きするような無自覚バカップルへと成長する様を是非とも見届けていただきたい……！「寵愛」という単語は本作のためにあると実感した一作でした！

＜あらすじ＞
どうか自分を食べて、土地を潤してくれと願うシュクルを、はじめは邪険にしていたディアンだったが、その純粋さと健気さに心惹かれ、シュクルを大切な存在として側におきたいと思うようになり――？

主人公は売れない小説家の鞍羽蘇芳（くらは・すおう）。トラックに轢かれそうになったところを謎の老人に助けられ、そのお礼として家の留守を任されることに。風情ある古民家で小説の執筆意欲が高まりまくっていた蘇芳ですが、ある雷の晩、入るなと言われていた奥の蔵で「鬼」の封印を解いてしまい……。現代に目覚めた褐色の鬼（ドS）としがない小説家の、種族を越えた運命のファンタジーBLです☆人間の性を餌とする鬼の仁。食事と称し無防備な蘇芳をあの手この手でエロ展開に引きずり込むのですが、なんといっても出会いがしらのプレイがエロ過ぎるッッ!!突然の出来事に戸惑いながらも与えられた快楽に素直な蘇芳、体液パワーチャージ系鬼・仁との相性がバツグンでエロシーン映えがとにかくスゴイんです！　身体の相性が最高の2人ですが、実は過去のある因縁が関係していて……!?気になるその関係と迫力満点セックス、続きはどうぞ本編でお楽しみください♪

＜あらすじ＞
時を超えて現代に目覚めた鬼×人間の小説家による、種族を超えた運命の出会いを描くファンタジー・ラブ・ストーリー！

究極の不幸体質のましろは、ある日、とんでもないイケメン（二条）が路上で倒れているところを発見し介抱するため自宅に連れ込みます。が……！その整いすぎた顔立ちに見とれていたところ、意識の戻った二条に唇を奪われてしまい……!?ましろが拾ったイケメンは生気に飢えた淫魔だったのです!!BL界きってのお約束、「路上に倒れているイケメンを介抱する」ところからはじまる介抱ラブ!?……と思いきや、拾った男が淫魔というエロフラグ立ちまくりの展開。不幸体質であるましろは人ならざるものにとって極上の餌。全方面(男)からモテまくるましろに無自覚な執着をみせる二条は、ましろのエロハプニングにすぐ駆けつけてくれる安心安全のセキュリティ淫魔です！　終始セックスしまくりの2人ですが、インキュバス・二条による極上のテクニックに経験のない童貞のましろは終始戸惑いっぱなし！困惑と快楽の間で見せる最高のトロ顔はぜひぜひ本編でお楽しみください♪

＜あらすじ＞
島崎ましろの悩みは、とにかく災難がついてまわる「極度の不幸体質」であること。そんな彼が帰り道で見つけて介抱した相手は、とんでもなく綺麗な顔をした「悪魔」だった――。

しがない物書きとして活動する実には、ヒトには言えない秘密がありました。それは生まれつき妖怪と呼ばれる怪異の類を見ることができ、それらを引き寄せてしまうこと。そんなある日、軒先で倒れていた奇妙な犬を拾うと、何とその奇怪な生物は黒髪の美青年へと姿を変え……!?彼の正体は真名を封じられ力を失った鬼だったのです！露久ふみ先生による和風レトロな怪奇譚の開幕です。偶然のように感じられる2人の出会いは必然的なもので、2人の間にはなんと遥か昔の因縁が！小説家として、鬼・仮名「まる」が語る過去に興味を示した実は「お前の餌になってやる」と、真名を取り戻す手助けを提案します。しかし、力を手っ取り早く取り戻す手段は契ることだと告げられた実は、初めての経験にタジタジ……鬼の体力は凄まじいものです！「お前以外の人間を口にする気はない」まるの堂々とした独占宣言にもご注目を！赤面必至の俺様っぷりに惚れ惚れすること間違いなし♪

＜あらすじ＞
幼い頃から妖を引き寄せる体質の実は、ある日、軒先で倒れていた奇妙な犬を拾う。その正体は、名を封じられ力を失くした鬼だった――。