白雲さんがつけた評価
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会社で攻と折り合いが悪い受。仕事で組むことになり接点を持つと印象が良くなり打ち解けていきます。攻が元カノの為に不名誉な汚名を着ても無言を貫くので、受はそれはないだろと上手く真実を社内に流布させます。それが一件落着し攻が気になり出した頃、初恋相手だった父の同僚からの脅迫で疲弊し始め…。
受は13歳の時に父の同僚(妻帯者)を好きになり、行為を持つも段々怖くなり母に打ち明けます。父は激昂し当然同僚と大喧嘩し受は事の重大さに慄くのでした。父にも失望されそれからは人一倍自分を律するようになり、攻は受に取ってはなりたい理想でした。
そんな中、初恋相手だった父の元同僚に「お前のせいで全て失った」と郵便・電話・FAXと脅迫を続けすり減っていく受。家にまで来られた翌日は有給を取り、心配した攻からの電話に泣きつく声を出してしまうと、攻が家に来て抱きしめキスをしてきて…と、男前攻がこっそり受が窮地を救ったお礼とばかりに今度はしっかり受を救います。
…と、ここまでが前半。
後半は恋人になってから2人で、過去のトラウマから受は周囲に仲がバレるのを恐れます。一緒に組んだ仕事の飲み会で攻が男性モデルや女性にモテて面白くない受。後日初恋相手との思い出上書きで攻と水族館に行くとまたもや攻狙いと思しき男性モデルがいて、一緒に回った後にこじれてしまい…と、後半でもやっぱり受が攻相手に焦れてました(笑)
読み始めてこれも既読本と気づき「あれ?」と。この作家さんの作品2作が続けて既読本でした(汗)
でも私には合いまして再読でも面白かったです。
攻もしっかり受への気持ちを言動で表すので、受の勘違いはあれどイライラなどもありませんでした。(閉じる)
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